私自身は60歳でケアマネを辞めて、いくつかの保育士求人に応募しました。

 結果としては、療育センター以外は面接さえもしてもらえず、すべて不採用でした。

 原因としては、生活費にこだわりすぎて、すべて月給16万円以上の求人だったと言う事。

 今考えるとそれらの求人は、全てガチな現役保育士向け求人であり、アラ還向けの保育補助的な求人ではない事がわかりました。

 その事については、今働いている福祉人材センターで5ヶ月働いてみて、遅ればせながらニーズが違っていた事に気付きました。

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 だからと言って、保育補助が無資格でいいとは限りません。

 保育補助向けの研修があるとは聞いていますが、ここは思い切って保育士試験に挑戦してシニア保育士を目指すのも粋だと思います。

 60歳以上が保育士試験に挑戦する事に関しては、10年前に比べるとかなり環境が整い挑戦しやすくなっています。

 受験資格に関しては、平成3年3月31日以前に高校を卒業した者は経過措置により実務経験なしで受験できます。

 アラ還世代は他の若年世代に比べて、この経過措置により受験資格のハードルが低くなっています。

 また、平成28年からは年1回の試験が年2回(神奈川県などで行われている地域限定保育士試験を含めると年3回)に増えています。

 保育士試験は他の福祉資格の試験と違って、筆記試験は科目別合格制を採用しているため、試験回数が年2回に増えることは大きなアドバンテージになっています。

 科目別合格の積み重ねによって、筆記試験合格にたどり着けます。(受験回数の機会が2倍になった事で、科目別合格の有効期限3年をそれほど気にしなくてもよくなりました)

 実技試験に関しても同様で、精神的負担が年1回の頃に比べるとかなり軽減されていると思います。

 3つ目のメリットとしては、介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士の資格保有者は、学科試験の科目10科目のうち「社会的養護」・「児童家庭福祉」・「社会福祉」の3科目が免除されます。

 「社会的養護」は難関科目ですし、「児童家庭福祉」・「社会福祉」はその年によってはかなり難易度が上がる場合もありますので、この3科目免除は合格にかなり有利に働きます。

 そんな訳で、定年後に保育補助で働く場合でも、保育士資格は決して邪魔になるものではありません。

 私自身が保育士試験で資格を取得した時も、勉強自体はとても楽しいものでした。

 ぜひ、お勧めします。